医療レーザー脱毛の適切な間隔は?通い方情報まとめ | コラム | 医療レーザー脱毛・美容皮膚科のアリシアクリニック

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気を付けて頻繁に自己処理しているつもりでも、肝心なときに剃り残したムダ毛を見つけてがっかりした経験はありませんか。わずかな期間でも気を抜くと、あっという間に毛が生えてしまうため、ムダ毛処理が億劫だという人も多いはずです。脱毛をすると自己処理が圧倒的に楽になるため、美容意識の高い女性の間ではプロの手による脱毛が常識になりつつあります。中でも医療脱毛は効果が高いことで知られ、自己流のムダ毛処理やエステ脱毛から乗り換えて通う人もいるようです。しかし、どんなに高性能の最新機器を用いても、たった1度の施術でムダ毛が気にならない程度まで脱毛をすることは不可能です。効率的に脱毛するためには複数回の施術をどれぐらいの間隔で行うかも重要で、通い方を工夫することで仕上がりをよりきれいにすることができます。

この記事では、通院間隔とその注意点を中心に説明していきます。

 

医療レーザー脱毛の適切な間隔は?通い方情報まとめ

脱毛の知識がある人なら「毛周期」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。体中の毛はすべて同じペースで生えそろっているように思えますが、実は1本1本がそれぞれのタイミングで「休止期」「成長期」「退行期」のサイクルを繰り返しています。これが「毛周期」です。医療脱毛の通院間隔を語る上で、この「毛周期」は重要なポイントです。

「休止期」は皮膚の上に毛が出ている状態ではなく次の発毛に備えて休んでいる状態です。人で例えるなら胎児から赤ちゃんの状態と考えてください。この後、毛を作り出す毛母細胞が活発に分裂し始め「成長期」に入ります。子どもから大人にかけての状態と言えるでしょう。そして最後に、成長が止まり抜け落ちるのを待つ「退行期」を迎えます。「退行期」を終えると毛が抜け落ち、また「休止期」に戻ります。毛母細胞が破壊されると「毛周期」は繰り返されなくなり、永続的な脱毛が完了するのです。

子どもから大人の状態へと著しく成長する「成長期」では毛の長さが伸びるだけでなく、毛に含まれるメラニン色素が最も濃くなります。医療脱毛では照射したレーザーがメラニン色素に反応して熱を発生させることを利用して、毛母細胞を破壊します。メラニン色素と言えば日焼けのメカニズムに関わることで知られており、日焼けした肌が黒く見えるのはメラニン色素が増えるからです。毛の場合は、毛母細胞の隣にあるメラノサイトでメラニン色素が作られ、毛に取り込まれることで色が黒く見えます。色が黒く濃い状態以外はレーザーを照射しても脱毛の効果が得られません。「毛周期」でいえばレーザー照射は「成長期」の毛にのみ効果があり、それ以外の毛にレーザーを当ててもほとんど意味がありません。

「成長期」の毛は全ての毛の内の20~30%だと言われているため、1度の施術で効果的に脱毛できるのは全体の20~30%です。2~3週間経つとレーザー照射した「成長期」の毛や寿命を迎えた「退行期」の毛は抜け落ち、一時的に無毛に近い状態になります。これらの時期に施術をしても当然意味がありません。「休止期」や「退行期」だった毛がある程度生えそろい「成長期」の毛が増えたときが次の施術のタイミングです。

このことを踏まえると、施術のタイミングは「毛周期」に合わせて行った方が効率的だということが分かると思います。一般的には2~3カ月に1度の施術を薦めるクリニックが多いようですが、脱毛を希望する箇所によって毛周期は異なるので注意しましょう。例えばワキは2~3カ月で成長期に入るのに対し、顔は1~2カ月と短めです。そのため多くのクリニックでは顔に関しては1カ月半程度の間隔で施術スケジュールを組んでいるようです。(※4)

 

間隔の違いによる効果への影響

脱毛は「毛周期」に合わせる必要があり、どうしても短期間で完了させることができません。「毛周期が1本1本異なるのであれば、毎月施術したほうが効率的に脱毛できるのではないか」と考える人もいるかもしれませんが正しくありません。同じ施術回数で、より高い脱毛効果を得るためには、1度にできるだけ多くの「成長期」の毛にレーザーを照射することが重要です。「成長期」の毛がある程度生え揃ったときに施術することで、一気に多くの毛を脱毛できます。そしてそのタイミングが、平均して2〜3カ月ごとなのです。これより短い間隔で施術すると、成長期以外の毛にレーザーを照射する「むだ打ち」が発生します。「約半年で腕5回、脇6回の施術を済ませたのに、施術前と同じぐらい毛が生えている」というケースが報告されているのは、「毛周期」に合っていなかったからです。脱毛のプランは回数が決まっている場合が多く、適切な間隔を守ることで脱毛の効果が上がる一方で、早く済ませたいからと短期間でスケジュールを組むと効果が出ない可能性もあります。

1~3回ほど施術を終えると、「毛周期」自体が長くなってきたりします。その場合は通院間隔をあけて施術をすることをおすすめします。特に毛周期の長い箇所であれば、半年以上間隔を開けて照射しても問題ないでしょう。照射の間隔に迷った際には、医師や看護師に相談することも可能です。

 

時期から考える通い方のポイント

適切な通院間隔を考えてスケジュールを組んだら、その計画通りに無理なく通えるかどうかにも着目してください。医療レーザー脱毛の施術ができないNG項目に引っかかっていませんか。例えば、日焼けをしているときに医療レーザー脱毛はできません。レーザーは毛だけではなく肌に含まれるメラニン色素にも反応し、熱を発生させるからです。日焼けした肌はメラニン色素が増えた状態になっており、レーザーを照射すると火傷のリスクが高まるため施術を断られることが多いです。

もし施術スケジュール中にプールや海水浴に行く予定があるなら、日焼けをする可能性が高くなります。夏だけでなく春も紫外線が多く、普通に過ごしていても日焼けしがちです。施術間隔を守らねばならない時期に日焼けをして施術できないと、予定が狂ってしまい効果的に脱毛をすることができなくなってしまいます。もし脱毛の時期に強いこだわりがないのであれば、日焼けしにくい秋から冬にかけて通院するのが良いでしょう。肌を露出する機会が増える夏はムダ毛が気になり脱毛したい気持ちが強くなる時期ですが、ぐっと我慢して日差しが落ち着く季節を選べば、高い効果を得やすく、日焼けで施術できないリスクも回避できます。

 

どうしても間隔を短くしたい人の対策方法は?

脱毛をしたい気持ちが高まっているときは、なるべく早くすっきりとムダ毛をなくしてしまいたいと思うものです。中には、面接や就職、夏休みや結婚式など、イベント前までにある程度の脱毛を済ませたい人もいるかもしれません。しっかりと脱毛できるのであれば「なるべく短い間隔で済ませたい」「長い期間通い続けるのは面倒」と考える人も多いでしょう。

短い間隔、短期間の脱毛完了を目指すなら、1度の脱毛の精度が挙がるように、肌のコンディションを万全に整えておくことが近道となるかもしれません。医療レーザー脱毛ができないNG項目の1つに、肌トラブルが挙げられます。日焼けはもちろん、肌が乾燥しているとレーザーが届きにくく、痛みを感じやすくなると言われています。日頃から保湿ケアを徹底しておくことで肌の水分量が増え、毛母細胞のある毛根部までレーザーが通りやすくなるのです。1度の施術で脱毛できる「成長期」の毛は限られていますが、その毛をできるだけ100%に近く脱毛すればより多くの毛を減らすことができます。肌の保湿がその鍵となることを覚えておきましょう。ちなみに施術後の保湿も大切です。レーザー照射により水分量が減った肌は乾燥状態にあります。脱毛期間中は常に保湿を心がけるとよいでしょう

 

ポイントを押さえて通院しよう

「毛周期」を自由自在にコントロールすることはできません。しかし、注意点を理解して行動すれば、自分の力で1回1回の施術の効率を上げることはできます。今、医療レーザー脱毛に少しでも興味を持っているなら、長い期間で見たスケジュールを考えてみると良いでしょう。次の秋・冬から医療レーザー脱毛をスタートする気持ちでクリニックを選んだり、プランをリサーチしたりするのも1つの方法です。どうしても春や夏に脱毛したいなら、徹底して日焼け対策を行う必要があります。これは医療レーザー脱毛でもエステ脱毛でも同じです。

もう1つの注意点として、肌トラブルを防ぐには生活リズムや食生活に気を付けることも大切です。健康的な生活をすることで肌の調子を含めた体調も良くなり、脱毛に適した状態に近づけることができます。これらのことを踏まえ、効率的で快適な脱毛ライフを送れるように、無理のないスケジュールで施術を進めていきましょう。

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